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ウォーレン・バフェットをはるかに超える利益を出した伝説のヘッジファンド「ルネサンス」

伝説のヘッジファンド「ルネサンス」

ウォーレン・バフェットが、日本株投資を拡大するために4月11日から日本に来日していました。

商社株をさらに買い増すということで、三菱商事、三井物産など大手商社を訪問して、経営トップとミーディングをしていたようです。

それが要因で、日本株がかなり強くなっています。

 


ウォーレンバフェットは、誰もが知っている伝説の投資家です。割安な優良株を長期保有し資産を膨らますということ投資手法で、大成功した人で、私もウォーレン・バフェットすごいなと思って尊敬してます。

ただ、それはヘッジファンドの世界を知る前までの話です。

ヘッジファンドの世界ではウォーレン・バフェットさんを超えるリターンをあげてる人が何人もいます。

 

その一人が、ルネサンス」という世界トップクラスのヘッジファンドの創業者ジム・シモンズです。

彼の成功の歴史は「最も賢い億万長者」という本に綴られています。

ルネサンス創業者のジム・シモンズ氏


付録1の表をご覧いただきますと、ルネサンスの機関ファンドである「メダリオン」の収益推移が出ていますが、実はすごいリターンを上げています。ウォーレン・バフェットが1965年〜2018年までに、平均すると年率20.5%のリターンを出していますが、

ジム・シモンズ率いるルネサンスの「メダリオン」というヘッジファンドは、1988年〜2018年までで平均するとなんと、年率39.1%という驚異的なリターンを出しています。(出典:最も賢い億万長者・上)

 

ジム・シモンズは、ウォーレン・バフェットの約2倍のリターンを上げていますが、ほぼ表に出ない方です。マスコミの取材も受けないですし、あと自ら何かコメントするってことがほとんどない人なので、目立たないんですけれども、そういう人のファンドの方が結構高いリターンを出しています。実は、ヘッジファンドの世界では、こういう表に出ない人の方が多いのです。

付録2の表(出典:最も賢い億万長者・上)は、大物投資家たちのリターン比較です。ランキングの2番目に出てきたのは、ジョージ・ソロスの「クォンタムファンド」です。このファンドは1969年〜2000年までで32%のリターンを出しています。

 

3番目はスティーブン・コーエンが率いるポイント72アセット・マネジメントです、このファンドは年率30%のリターンを出してます。スティーブン・コーエンは、ニューヨーク・メッツのオーナーとして有名です。

 

4番目がピーター・リンチのマゼラン・ファンドです。株式投資を長年されていらっしゃる方はご存知だと思いますが、マゼラン・ファンドという有名なファンドを立ち上げた伝説のファンド・マネージャーです。1977年〜1990年までの間に年率29%のリターンを出しています。

 

その下に、ウォーレンバフェットのバークシャー・ハサウェイが来て、これは年率20.5%のリターンです。

 

有名なレイ・ダリオのブリッジウォーターは世界最大のヘッジファンドですが、リターンはそれほど高くなくて、年率12%です。

 

こう見るとジム・シモンズが立ち上げたルネサンスが運用するメダリオンの年率39.1%というリターンは驚異的です。

 

メダリオンは1988年からずっと高い収益を上げていますが、特にすごいのは、ITバブルの崩壊の2000年に+98.5%、リーマンショック時の2007年に+73%、2008年に+82%、2009年に+39%という高いリターンを上げているということです。ショックがあった時でも驚異的な利益を出しています。

 

2018年は40%のリターンを出しています。こんなファンドが世の中あるんですね。

残念ながらこのメダリオンはクローズしてしまっていて、外部の資金の受け入れをストップしています。

外部の資金は返して、メダリオンを保有しているのは、役員と従業員だけなんです。それで1兆円以上残高があり、これだけのリターン出してるという驚異的なファンドですね。

 

詳細は、この「最も賢い億万長者」という本に出ております。非常に面白い本なので、ヘッジファンド投資を検討されていらっしゃる方に是非オススメです。

 

また、コンピューター運用のヘッジファンドの投資を検討される方はこの本を読んでいただくと、ああ、こういう風にコンピューター運用の世界が出来上がったんだなということが、リアルにわかります。なので、ぜひご参考にしていただければと思います。

 

証券ライフは、世界の優良なヘッジファンドを取り扱っていますが、コンピュータ運用のヘッジファンド、数学の天才が作ったアルゴリズムを用いたヘッジファンドをメインに扱っています。

 

これからの時代、人間が割安な銘柄を探して長期的に持つという運用手法でもリターンを上げることができるかもしれませんが、ジム・シモンズさんが立ち上げたメダリオンの成功を見ても分かる通り、もうコンピューター運用の時代になってきてると私は思います。

 

ですので、お客様には基本的にはコンピュータのアルゴリズムを使ったヘッジファンドをメインに、マクロ戦略のヘッジファドなどを組み合わせ、中長期的にリスクを抑えて高いリターンが取れる投資戦略を皆様にご提案させていただいております。

 

ぜひ、ヘッジファンドってこんなすごいんだということをこの本などを読んで知っていただいて、ヘッジファンド投資を是非考えてみていただければと思います。


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