ホーチミン証券取引所(HSX)が、新興市場に格上げされる可能性が出てきた。
韓国取引所(KRX)が開発する新売買システムの運用を開始すると、多くの国際機関がベトナム市場を再評価するとみられるからだ。
韓国取引所(KRX)が提供する新売買システムは、1日あたり300万〜500万件の注文を処理できる見通し。導入計画は昨年に新型コロナの影響で一時停止していたが、今年6月末までに完成する予定。ベトナム証券保管センター(VSD)のズオン・ゴック・トゥアン副所長は、新売買システム導入のほか、同一営業日内での同一銘柄の売却・再購入(T+0)、市場昇格対策が今年中に実施されると述べた。
またトゥアン副所長は、デリバティブ市場向け商品をはじめとする新商品も開発するほか、2021~2030年の市場発展戦略計画を政府に提出する計画も明らかにした。