先日、鈴鹿市にある椿大神社に参拝へ向かう途中、今まで通っていた高速道に分岐ができているが、
カーナビは何も示してくれない。かなり焦ったが、咄嗟にこっちだという判断で新しい道を走った。
2月末にナビの最新データをネットで更新したところだったが、その後に新しく道ができていたようでデータが反映されていなかった。直感で判断したことが当たりだった。つい2,3日前に新名神高速道路の新しい区間が開通し、鈴鹿に新しいインターができていたのである。
おかげて、今までのインターから椿大神社に行くより15分ほど近くなった。
結果オーライであった。
最近、新しい道路の開通がちょくちょくあるので、
カーナビのデータ更新はこまめにやらないといけないとつくづく感じた。
その話の続きであるが、3月24日付の日経に、
「道路消失など、グーグルマップに不具合」という記事が出ていた。
地図大手のゼンリンは、2005年からグーグルに地図データを
提供していたのだが、その契約が終了したか、あるいは契約変更があったようだ。
ゼンリンは、3月20日、ソフトバンクが出資する米国のマップボックスに、
地図データを提供すると発表している。
ゼンリンは、約1000人の調査員を使って日本中の細かいところまで調査した
詳細地図データが売りである。
そのデータを使えないとなると、グーグルマップは今後どうなるのか?
今まで、ゼンリンから吸い上げたデータを元に、
今後はグーグル独自の道路データを加えていくようだ。
今後、どうなるのかわからないが、私は車の運転には、
ゼンリンが提供しているカーナビの地図データの方が信頼性があり、
安全であると考える。
なので、車の移動ではカーナビを主に使っている。
たまに、グーグルマップを使うこともあるが、車の運転中では、
スマホやiPadのグーグルマップは使いにくい。
特に、複雑は都心部の高速道路では、カーナビの方が断然すぐれている。
一方、知らない街に電車で行って徒歩で移動する時には、
グーグルマップはかなり助かる。
しかし、今後、グーグルとゼンリンと契約状況によっては、
グーグルマップの使い勝手が悪くなる可能性も否定できない。
今回、ゼンリンがグーグルへの地図情報提供の契約解除の
観測で、ゼンリンの株価は16%下落した。
ゼンリンの株価はここ2年でかなり上昇していて、
2017年初頭の1500円前後から、2018年10月に3675円と
高値を付けていた。直近(4月5日)の株価は2545円である。
地図データは、自動運転では必須になるので、ゼンリンの
存在感は今後、益々大きくなるだろう。
そう考えると、今回の調整は、良い買い場を提供してくれたのかもしれない。