お客様の質問
「インターネットのアパレル販売大手、ZOZOの株価が2018年の高値4975円から、半値以下の2000円近くになっていますが、そろそろ買い時ではないかと考えています。ZOZO株の今後の見通しを教えてください。」
→証券ライフ代表上原の答え
「ZOZO株は、今期減益になります。1998年の創業以来初めての減益です。PB(ZOZOオリジナルのプライベートブランド)のスーツなどの販売不振が原因と言われていますが、原因はもっと深い部分にあると考えます。」
一つ目の問題は、PBは、クオリティの高い商品だったとしても、消費者に浸透するまで時間がかかるという点です。
二つ目の問題点は、ZOZOに出店するアパレルブランドの離脱です。オンワードやミキハウス、4℃などZOZO TOWNへの出店を辞めることを決めました。今後、この流れは止まらないと考えます。
株式投資で重要なのは、その企業のビジネスモデルが旬を過ぎていないかということです、証券ライフはZOZOのビジネスモデルは終わったと見ております。目新しさもなく、安売りでしか消費者を引きつけることができないファッション通販サイトといった位置付けになるのではないかと考えます。
そうなると、現在のPER37倍は、割高であると見ています。証券ライフは、ZOZO株の妥当PERを20倍〜25倍前後であると考えます。そうしますと、今期の予想一株当り利益58円にPERの25倍を掛けると、妥当株価は1450円ということになります。