日経平均株価が2万円を超えて来ました。
NYダウが新高値を取る中、先進国株市場の中で日本だけが取り残されていた恰好でしたが、
ようやく追いつき始めたというところでしょう。
さて、今後の日本株全体の見通しはどうなるのでしょうか?
個人的には買い場が欲しいので下がって欲しいのですが、
今は、「押し目待ちに押し目なし!」といった状態でしょう。
多少の押し目はあるとしても、相場全体は強いと予測しています。
出典:JPMザ・ジャパン商品概要資料
日本株上昇の大きな要因はなんといっても企業業績です。
今期、日本企業は過去最高益を更新します。
左の図の棒グラフは、2002年~2017年の主要上場企業の経常利益の推移です。
そして、青色のチャートはTOPIXの推移です。
ご覧の通り、経常利益はリーマンショックを境に右肩上がりになり、
過去最高得益を更新しています。
この好調な企業業績が株価上昇の大きな要因です。
そして、この企業業績は下値を支えています。
出所:5/22付藤戸レポート
5/25現在の日経平均の予想EPSは1400円になっています。
PER15倍で計算すると、日経平均は21000円になります。
予想EPS 1400円 × PER 15倍=21000円
PER 16倍=22400円
PER 17倍=23800円
PER 18倍=25200円
米国NYダウは現在PER17倍まで買われているので
日経平均が同じ17倍まで買われると、23800円まで行くということになります。
さらに、来期・再来期と毎年10%増益を続けると
2020年までに日経平均株価は28000円の可能性も出てくるでしょう。
ドル円レートが130円近くまで行けば、その確率がかなり高まると思われます。
いずれにせよ、今の相場は企業業績の下支えがあるので、下値不安は少ないでしょう。