安倍首相が2021年度にGDP600兆円目標を表明した。 数字目標を掲げることは素晴らしいことだと思う。
数字目標がなければ、具体的な行動も起こらないからである。
目標を掲げると同時に、どうすれば達成できるのかという施策の方がかなり重要である。
今回は「1億総活躍社会」というキャッチコピーが出てきたが、
要は、「社会保障費をこれから削っていくので、 皆さん定年後も働いてくださいね」という意味だと思う。
しかし、定年後も働く人が今以上に増えれば当然、若者の仕事は奪われていく。 そんなことよりも重要なのは新たな仕事をどんどん作っていくことである。
私はこれからの日本の生きる道は
①観光
②健康
③ロボット だと考えている。
・観光に関しては現在年間1800万人の外国人が日本に訪れているが、 これを2倍にするだけでも大きなインパクトがある。
日本には世界に誇れる観光資源がたくさんある。 世界的なマーケティングと観光産業全体の意識改革で 日本の大きな産業の柱になる可能性を秘めいている。
・健康に関してはIPS細胞など用いた最先端の医薬品開発と 日本古来の食品や生活を海外に輸出することである。
・ロボットに関しては、人工知能の開発も含めて 日本が世界をリードしていけるチャンスはまだ残っている。
インターネットはグーグルやアマゾン、Facebookに持って行かれたが ロボットはまだ巻き返せるチャンスがある。
どの仕事でお金を稼いでいくのかという視点がなければ GDP600兆円は絵に描いた餅になってしまうだろう。